【これであなたも英語上級者!?】動物を使った英語慣用表現5選

こんにちは、りりーです。
皆様お元気ですか?:)


「豚に真珠」「立つ鳥跡を濁さず」など、普段の何気ない会話で慣用句を使われる方とお話しすると、知的な印象を受けますよね。

同様に英語でも慣用句を使っていると、こなれている感が出せると思っています(個人的見解笑)。
今回は多くの英語慣用句の中でも、私が出会った中で個人的に面白いなと思った「動物を使った英語慣用句」をいくつかご紹介します!

an/the elephant in the room/pink elephant

こちらは、
「誰もが知っているけれど、気まずくなるので触れないように避けている話題」
を話す時によく使われる慣用フレーズです。

Oxford英英辞典では、次のように説明されています。
A major problem or controversial issue which is obviously present but is avoided as a subject for discussion.

直訳すると、
「存在していることは明らかであるが、話の話題としては避けられている問題や論争」というところでしょうか。
つまり「elephant」は、そこに居合わせた人が皆気づいてはいながらも、あえて触れずにいる、そういう議題を指している比喩といえます。

確かに、「象が部屋にいること」も「象がピンクであること」も両方現実的にはありえない話で、仮にそんなことがあったとしても絶対に見て見ぬふりをできない大問題ですよね笑

実際にはこんな使い方ができます。


“All I noticed was that there was an elephant in the room, and it was a terrible elephant.”
(私が遅れて到着したパーティにて、)
「詳しいことが分からないなりに私が感じたのは、何か触れてはいけない話題がある、しかもその話題はやっかいである、ということだった」


“That issue is the elephant in the room while John is here.”
「あの話題はジョンがここにいる間は禁句だからね」


“Well, we cannot keep ignoring the pink elephant in the room anymore.”
(デートしていた彼がビザの関係で母国に帰国してしまう。今後の関係について話すことをお互い先延ばしにしていたけれど)
「そろそろ見て見ぬふりしてたあの件について話さないとね」

butterflies in my stomach

直訳すると「私の胃の中に蝶々がいる」となり、実際に想像すると気持ち悪いフレーズですが笑、これは、
「ハラハラする、ドキドキして落ち着かない」
といった意味をもつイディオムです。

Oxford英英辞典では、次のように説明されています。
A fluttering and nauseous sensation felt in the stomach when one is nervous.

直訳すると、
「緊張する時に胃がそわそわしたりむかむかするような感覚」というところでしょうか。
つまり「butterflies」で、緊張のせいでいてもたってもいられないようなときに感じる、胃がソワソワむかむかするような感覚、このニュアンスを蝶々を使って表現しているんですね。

実際にはこんな使い方ができます。


“Whenever he smiles at me, I get butterflies in my stomach and can’t talk normally.”
「彼が私に笑いかけると、私はいつもソワソワして落ち着かなくていつも通り話せない」


“I always have butterflies in my stomach before the exams.”
「試験前はいつも緊張して胃がムカムカする」

eat like a horse/pig/bird

直訳すると「<動物>のように食べる」となります。<動物>の部分に何を持ってくるかによって下記のように意味が異なります。
”horse” →「大食い」
”pig”  →「がつがつ食べる」
”bird” →「少食」


“Omg you eat like a bird. Are you feeling okay?”
(いつもたくさん食べる彼女が、8割残してごちそうさましているのを見て)
「全然食べてないじゃない、どうしちゃったの、具合でも悪いの?」

early bird

直訳すると「早い鳥」となりますが、これは
「早起きの人」「早く行動する人」
といった意味をもつ表現です。

実際にこのように使われているのをよく見かけます。


You must finish this interview before the Early Bird Deadline to be eligible for the discounted price.
(プログラミングスクールHPの応募の流れの注意書きにて)
「割引価格を適用するには、早割適用締切日までに面接を完了してください」


early bird rate $10
(近所のスーパーの看板の記載)
「早起き価格10ドル (月)〜(金)の午前4時から9時の間」

rat race

直訳すると「ネズミの競争」となりますが、これは
「きりのない馬鹿げた競争」
といった意味をもつ表現です。
early bird rate $10
私か個人的に影響を受けたRobert Kiyosakiさんの著書”RICH DAD POOR DAD“
にあるように、「働いても働いても一向に資産が貯まらない人間の様子」を
「回し車の中でクルクル回っているネズミ」に例えている表現と言えます。


I want to get out of the rat race.
「この終わりのない、アホらしい競争から抜け出したい」

私もいつか抜け出せるように頑張ろう、、、

さいごに

今回紹介したような慣用句表現は、机上で英語を勉強しているだけではなかなか出会わないことが多いかと思います。

実際に生活する中で聞いたり使っていくことでも得られますが、
近年ではNetflixYoutube等で手軽に、英語の映画やドラマ、動画を見ることができます。
今回紹介した表現はもちろん、そのほかの動物を使った表現が出てこないか注目しながら見てみるのも面白いかもしれませんね。


本日も、読んでいただきありがとうございました!
それでは、またすぐに:)!!